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法学研究科カリキュラム

カリキュラム名 担当教員
刑事訴訟法研究Ⅰ 指宿 信
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022
刑事訴訟法研究Ⅰ

取調べ可視化論


担当教員 実施学期 単位数 配当 曜日・時限 教室名 授業コード
指宿 信 (いぶすき まこと)
前期 2 大学院(M) 火 2
研究室
8862

授業の内容
 被疑者取調べについて,これを録音・録画することを「可視化」と呼ぶが,今日のわが国の捜査をめぐる最大の論点である。2011年6月に法制審議会に新しい刑事司法を考える部会が設置されたため,現在,大きな立法課題となっている。この「取調べ可視化論」につき,手続法的観点,法政策的観点,法心理学的観点など多角的な見地から学ぶ。
到達目標
 単なる取調べの録音・録画というキャッチ・フレーズだけでは片付かない,奥深い問題であることを知る。
授業の方法
 各回,受講者の口頭報告に基づき議論を進める演習方式でおこなう。
授業の計画
1. ガイダンス
2. 取調べ 総論
3. 取調べ 各論
4. 取調べと自白・1
5. 取調べと自白・2
6. 取調べ映像とバイアス
7. 取調べと誤判
8. 被害者の取調べ
9. 目撃証人と取調べ
10. 少年・精神障害者・知的障害者と取調べ
11. 参考人と取調べ
12. 取調べ技法・その1(概論)
13. 取調べ技法・その2(方法)
14. 取調べ技法・その3(心理実験)
15. まとめ
授業時間外の学修(予習・復習等)
 指定された文献の事前閲読。
成績評価の基準と方法
発表内容(50%) レポート内容(50%)
教科書
 著者:指宿信 書籍名:『被疑者取調べと録画制度』 出版社:商事法務 発行年:2010 

 著者:指宿信編 書籍名:『取調べの可視化へ!』 出版社:日本評論社 発行年:2011 

 著者:指宿信 書籍名:『被疑者取調べ録画制度の最前線:取調べの可視化をめぐる法と諸科学』 出版社:法律文化社 発行年:2016 
参考文献
 適宜指示する。
履修者への要望
 犯罪捜査における取調べ問題について関心を持っていること。
教員との連絡・相談方法
 授業開始時に指示する。