法学研究科カリキュラム
カリキュラム名 | 担当教員 |
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刑法特殊研究Ⅲ | 鋤本 豊博 |
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022 |
刑法特殊研究Ⅲ
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日本における理論刑法学の現在
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担当教員 | 実施学期 | 単位数 | 配当 | 曜日・時限 | 教室名 | 授業コード |
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鋤本 豊博
(すきもと とよひろ)
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前期 | 2 | 大学院(D) |
火
2
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研究室
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9860 |
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授業の内容 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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刑法学も法律学の一翼を担うものであり,法律学は現実の問題解決をはかる法解釈を意味する以上,実務感覚あるいは市民的な常識からみて当然と思われる結論を帰結できるように解釈することは望ましい。しかし,より重要なのは,その結論を多数派の声によってではなく,理論的に説明しきれるかであり,諸問題における結論を整合させる理論体系の構築を目指さなければならない。近視眼的な解釈は,当面の処理には適うかもしれないが,その問題の真の解決には至らないことが多いからである。 本研究科目では,理論刑法学を深化・発展させるという意図で書かれた論文に取り組むことを通じて,日本における理論刑法学の現在を探求してみることにする。 |
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到達目標 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本における理論刑法学の到達点を正確に認識し,的確に分析し,当を得た批評を加えることが可能となる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業の方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
双方向というよりはむしろ院生が主体となって報告し,担当教員の質問や提示した個別課題に答えてもらうという演習方式で行う。なお,新型コロナウイルス感染症感染拡大により遠隔授業に切り替える場合は,Zoom形式の授業で行う。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業の計画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
以上のテーマとペースは一応の目安に留まる。ガイダンスの際に院生の要望を聞き,柔軟に対応したい。 |
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授業時間外の学修(予習・復習等) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
毎回,テキストに引用された文献も,入手できる限りすべて読みこなし,理解したうえで報告レジュメを作成すること。 教員との質疑応答の中で再検討を求められたところを調べ考え直したことを,補充レポートとして提出すること。 |
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成績評価の基準と方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
報告内容による評価(50%) 補充レポートによる評価(50%) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
教科書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者:川端博ほか 書籍名:『理論刑法学の探求1~9』 出版社:成文堂 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
参考文献 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
適宜指示する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修者への要望 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
できる限りの準備をし,問題意識をもって演習に臨んでもらいたい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
教員との連絡・相談方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
相談可能場所:教員研究室又はZoom 相談可能時間:個別に合意した時間 必ず事前にWebClassを介して連絡し,予約すること。 |