学部長の話

法学部教授 山本 輝之

 高校と大学の根本的な違いは、何だと思いますか。それは、高校までに行ってきたことは「勉強」であるのに対し、大学で行うことは「学問」であるということです。高校までは、大まかにいえば、先生が授業で話すことを正確に理解し、覚えることが中心だったのではないでしょうか。しかし、大学ではそうはいきません。大学で行うことは、学問であり、「学んで問う」と書きます。それでは、「学ぶ」とは、どのようなことをいうのでしょうか。学ぶとは、これまで先達によって積み重ねられてきた研究・思索の成果を正確に理解し、さらに自らの考えの形成の仕方を身に付けるということです。大学の授業は、まず、このことの修得を目指していますが、それはきっかけにすぎません。大学では、先生の講義を単に聞くだけではなく、さらに、自ら図書館、資料室などに赴き、先達の著した研究・思索の成果を探し、読み、理解するという作業も併せて必要です。

 しかし、学問を行うということは、学ぶだけでは足りません。学んだことを踏まえて、それを「問う」ということが必要です。他の学問分野と同じように、法学、政治学のそれにおいても、日々新しい問題が生起され、新しい考えも生まれています。そこで、先達による成果は、現在でも本当に妥当するのであろうか、もっと別の考え方ができるのではないだろうか、という具合に、既存の考え方にとらわれることなく、自分の頭で徹底的に考え、問うてみる、それに基づいて自分の考えを形成するという知的活動が必要なのです。

 成城大学法学部は、このような知的活動を行うのにふさわしい環境を整えています。第1に、素晴らしい教員、職員がいらっしゃるということです。教員の方々は、豊かな学識と教育的情熱を兼ね備えた先生ばかりです。また、職員の方々は、このような知的活動を行い充実した大学生活が送れるよう、様々な面でサポートしてくださいます。第2に、将来どのような分野に進んでもよいように、基礎から学び応用力を培う充実した教育カリキュラムを用意しています。第3に、時代に先駆けた資料室を備えているということです。2016年に法学資料室を全面的にリニューアルし、その充実を図るとともに、新たな法情報提供環境と先進的な機材を備えたスタディルームをはじめとする学習研究環境を設けました。

 このように、成城大学法学部は、大学で学問という知的活動を行おうという志を持った皆様をお迎えするのにふさわしい充実した環境を整えています。受験生、保護者はじめ多くの方々に、オープンキャンパスなどを利用して成城大学にお越しいただき、是非このような環境を体感していただきたいと思います。

法学資料室facebook 成城大学入試情報サイト 成城ブリッジ 成城学園100周年サイト
アクセス English