専門紹介 |
専門は法哲学。具体的には、「なぜ法は存在するのだろうか?」「人権はなぜ重要なのだろうか?」「自由とは何だろうか?」といった、およそ何の役にも立たなさそうなことを考えて、ご飯が食べられているという不思議。
最近特に関心を持っている問題。ルールに違反することは悪いことだと思われるけれども、ルールに従わない方が結果としてよい場合もあるし、ルールに従わない結果がはっきりしない場合もある。こういった場合にルール違反をどのように評価すべきか、といったパズルのような問題。こういった問題を考えることによって、合理性や価値といった大きな問題に接近できると思っている。
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自己紹介 |
趣味はいろいろな問題をあれこれと考えること。これはお金もかからないし、疲れないのでよい趣味です。もう一つの趣味は子育てです。これはお金もかかるし、疲れるのであまりいい趣味ではありません。音楽鑑賞(ジャズ)は考えることと並んで昔からの趣味です。
転勤族の子供として小学校4校、中学校2校を放浪しましたので、あまり同じところにいるのが得意ではありません。典型的な根無し草です。他のジャンルに越境するのが好きで、経済学、哲学、倫理学などにも関心をもっています。要するに、法学が苦手で、そこから逃げようとしているだけの話です。
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研究内容 |
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学歴 |
1977年4月~1981年3月 |
早稲田大学法学部 |
1989年3月 |
京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学 |
2004年3月 |
博士(法学・京都大学) |
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職歴 |
1994年4月~2001年3月 |
成城大学法学部助教授 |
1997年4月~1999年3月 |
ハーバード大学哲学科客員研究員 |
2001年4月 |
成城大学法学部教授 |
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主な業績 |
<単行本、著書、共著等>
- 『正義』(共著)嵯峨野書院(2004年)
- 『センの正義論』(単著)勁草書房(2003年)
<論文、判例評釈、紀要、雑誌記事等>
- 「人権の哲学的基礎」『ジュリスト』1244号(2003年)
- 「選択の自由とは何か」『田中成明編『現代法の展望』(有斐閣)』(2004年)
- 「合理性、自由、パターナリズム」『成城法学』74号(2005年)
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学会活動 |
日本法哲学会
IVR日本支部
日米法学会
日本倫理学会
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その他 |
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