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法学部カリキュラム

カリキュラム名 担当教員
憲法Ⅱ(統治機構) 西土 彰一郎
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022
憲法Ⅱ(統治機構)




担当教員 実施学期 単位数 配当 曜日・時限 教室名 授業コード
西土 彰一郎 (にしど しょういちろう)
通年 4 法2-4 月 3
832
4321

授業の内容
 日本国憲法が定める統治の仕組みについて講ずる。分析の視点を明らかにしつつ,とりわけ以下の点を本講義の三本柱として,講義を進めていく。第一に,国民主権,民主主義,権力分立といった基礎概念が細かな法制度にどのように影響を及ぼしているのかに留意する。第二に,平和主義の現代的意義について分析する。第三に,近時の「憲法訴訟論」のありようを示す。なお,問題演習も予定している。
到達目標
 日本国憲法の原理原則を正確に理解したうえで,統治分野における自分なりの解釈論を説得的に提示できる能力の涵養を最終的な目標とする。そのためのサブ目標として,主要な判例の事案・要旨,およびそれに対する学説の応答を的確に把握することを目指す。
授業の方法
 講義形式。
授業の計画
1. ガイダンス
2. 立憲主義の意味
3. 国民主権(1)
4. 国民主権(2)
5. 国民主権(3)
6. 国民主権(4)
7. 問題演習(1)
8. 権力分立
9. 政党の憲法上の位置
10. 国会(1):国会の地位
11. 国会(2):国会の組織
12. 国会(3):国会の権能
13. 問題演習(2)
14. 内閣(1):行政権
15. 内閣(2):内閣の組織と権能
16. 内閣(3):議院内閣制
17. 問題演習(3)
18. 裁判所(1):司法権の意味と範囲
19. 裁判所(2):司法権の独立
20. 裁判所(3):裁判所の組織と権能
21. 問題演習(4)
22. 違憲審査制(1):性格
23. 違憲審査制(2):憲法判断の方法
24. 財政・地方自治(1)
25. 財政・地方自治(2)
26. 平和主義(1)
27. 平和主義(2)
28. 憲法9条と憲法訴訟
29. 憲法改正
30. 問題演習(5)

 数回はオンデマンド型で実施する場合がある。詳細は授業時に案内する。
授業時間外の学修(予習・復習等)
 各講義の終了時に,次回の講義内容を理解するために事前に読むべき教科書の範囲を指示する。受講生は,教科書を熟読し,場合によっては関係する判例の事案を確認しておく必要がある。また,講義後は,判例集や配布資料等を参考にしながら,判例や主要な学説の構造を復習することが求められる。
成績評価の基準と方法
筆記試験(前期50点,後期50点)(100%)

※新型コロナウイルスの感染状況により定期試験が中止となった場合は,レポート(100%)により評価する。
教科書
 著者:上田健介・尾形健・片桐直人 書籍名:『憲法判例50!』 

 著者:松浦一夫・奥村公輔編著 書籍名:『憲法概説』 出版社:成文堂 発行年:2020 
参考文献
 著者:長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編 書籍名:『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ〔第7版〕』 出版社:有斐閣 発行年:2019 

 著者:毛利透 書籍名:『グラフィック憲法入門』 

 その他は,講義中に指示する。
履修者への要望

教員との連絡・相談方法
 メールアドレス1:nishido[at]seijo.ac.jp
 ※ [at]は@に置き換える。
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