ホーム > 在学生 > 法学部カリキュラム

法学部カリキュラム

カリキュラム名 担当教員
刑事訴訟法 指宿 信
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022
刑事訴訟法




担当教員 実施学期 単位数 配当 曜日・時限 教室名 授業コード
指宿 信 (いぶすき まこと)
通年 4 法3・4 月 4
53L
4502

授業の内容
 刑事訴訟法に関する概説。捜査から起訴,証拠法,上訴・再審までカヴァーするが少年法は扱わない。授業の目標は,1)刑事手続全体の流れの把握,2)刑事訴訟に関する基本的知識の習得,3)刑事訴訟における主要論点に関する判例と学説の理解,の三点。
到達目標
 第一に,刑事手続に関する全体像の理解,第二に,手続法的思考方法の獲得,第三に,刑事手続に関する基本的知識の習得,そして,刑事司法に関する諸問題に対する関心を深める。
授業の方法
 講義資料として授業パワーポイントのPDFを法学部サイトから事前に配信する。常に六法を手元に置く(電子媒体でも可)。
授業の計画
1. 刑事訴訟の流れと基本原理
2. 任意捜査1:概論
3. 任意捜査2:おとり捜査と撮影
4. 強制捜査1:逮捕と勾留
5. 強制捜査2:捜索と差押え
6. 強制捜査3:GPS捜査
7. 被疑者取調べ
8. 弁護人依頼権と接見交通
9. 公訴提起の原則
10. 訴訟条件
11. 訴因制度 その1(特定)
12. 訴因制度 その2(変更)
13. 保釈制度と公判前整理手続
14. 証拠開示制度
15. 前期のまとめ
16. 裁判と証拠
17. 証拠と証人
18. 違法収集証拠
19. 科学的証拠
20. 自白法則
21. 補強法則
22. 伝聞法則1:「伝聞」の意義
23. 伝聞法則2:伝聞例外(1)
24. 伝聞法則3:伝聞例外(2)
25. 裁判:裁判の種類と機能
26. 裁判の効力
27. 上訴
28. 再審
29. 被害者参加・保護手続き
30. 後期のまとめ
授業時間外の学修(予習・復習等)
 毎回,事前に法学部専用サイトのカリキュラムページ(https://www.seijo-law.jp/faculty/student/curr/2)に掲載されるレジュメPDFを,各自でダウンロードしておく。
 教科書の該当箇所を確認しておく。
成績評価の基準と方法
定期試験(語句説明(2割)・択一問題(2割)・記述問題(6割))(70%) 授業への参加度(30%)

 定期試験(各学期末)による評価(70%)ならびに不定期に実施する小テストや受講態度(30%)を合計して判断する。
 記述問題については,現行制度の理解と,制度の問題点の指摘の双方を述べるよう求める。語句説明と択一問題は,講義の都度,何が出題されるかを提示するので,それを理解し覚えておくこと。
 期末試験を面接(対面)で実施できない場合は,遠隔方式で実施する。詳細については授業時間において説明する。
教科書
 著者:宇藤ほか 書籍名:『刑事訴訟法』 出版社:有斐閣 Legal Quest 第2版 発行年:2018 価格:¥3,600
参考文献
 授業時あるいは授業前に指示する。
履修者への要望
1)講義を静粛に聴講すること―教室内での私語,騒音等は,他人の学習権を侵害するもの(不法行為)であり,教員の業務を妨害するもの(威力業務妨害罪)であるので断固とした措置をとる。
2)事前配布レジュメを参照しながら講義に参加すること。法学部授業シラバスページにPDFファイルが事前にアップされる。
3)復習として該当箇所の教科書の範囲を読み,該当条文は六法を引いて読むこと。
教員との連絡・相談方法
 授業開始時に指示する。
法学資料室facebook 成城大学入試情報サイト 成城ブリッジ