法学部ゼミ
カリキュラム名 | 担当教員 |
---|---|
基礎演習B | 指宿 信 |
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022 |
基礎演習B
|
死刑制度について考える
|
---|
担当教員 | 実施学期 | 単位数 | 配当 | 曜日・時限 | 教室名 | 授業コード |
---|---|---|---|---|---|---|
指宿 信
(いぶすき まこと)
|
後期 | 2 | 法2 |
月
2
|
53K
|
4880 |
|
授業の内容 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年11月,日本弁護士連合会は公式に死刑廃止を呼びかける声明を出した。そのため,死刑制度の維持存続をめぐって日本でも急に議論が盛り上がっている。この演習では,2011年に死刑が廃止されたイリノイ州において州知事の設置した死刑委員会のメンバーであった,米国を代表する法廷サスペンス作家スコット・トゥロー著の『極刑:死刑をめぐる一法律家の思索』(岩波書店)に基づいて,死刑制度について様々な角度から思索を深めたい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.死刑制度にかかわる多面的で重層的な問題を理解する。 2.死刑制度に対する学習者の内面的思索を深める。 3.近代国家における刑罰と刑事政策のあり方について学習する。 4.テキスト・リーディングの方法論を学ぶ。 5.レジュメの作り方,報告の仕方を学ぶ。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業の方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
上記の書物を毎回1章取り上げる。毎回,発表担当者とコメンテイターを決めて進める演習方式で実施する。発表担当者は,教科書の指定された章と指定された参考論文(ガイダンスで指示)を読んでレジュメを作り,全員参加方式の討議をおこなう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業の計画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業時間外の学修(予習・復習等) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
必ず次回のテーマについて自分の考えをまとめること。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績評価の基準と方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
報告内容やその進め方,レジュメの内容(50%) 授業中の討議への参加や姿勢(50%) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
教科書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者:スコット・トゥロー(指宿・岩川訳) 書籍名:『極刑:死刑をめぐる一法律家の思索』 出版社:岩波書店 発行年:2005 オンデマンド出版となっている。案内は授業前にCampusSquareで告知されるので,各自,オンデマンドもしくはネットを通して古書店などで購入する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
参考文献 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者:森達也 書籍名:『死刑』 出版社:朝日出版社 発行年:2008 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修者への要望 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
死刑制度について賛否は問わないので,ともかく,この問題について真面目に,真摯に向き合いたい者だけ,参加してほしい。ひとの命をめぐる大変重いテーマであり,数ヶ月の学びでも覚悟が要求される。テーマの性質上,いい加減な気持ちで参加しないこと。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
教員との連絡・相談方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
メールアドレス1:ibusuki[at]seijo.ac.jp ※ [at]は@に置き換える。 上記のメールアドレスに連絡すること。 |