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法学部ゼミ

カリキュラム名 担当教員
基礎演習B 田嶋 信雄
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022
基礎演習B

戦前・戦中期の日本とヨーロッパ


担当教員 実施学期 単位数 配当 曜日・時限 教室名 授業コード
田嶋 信雄 (たじま のぶお)
後期 2 法2 金 2
53M
4889

授業の内容
 本演習では,日中戦争から第二次世界大戦へと向かう日本の対ヨーロッパ外交について勉強します。そのための手がかりとして,外交官・杉原千畝にスポットを当てたテキストを全員で読んでいきます。その作業は,2~4年次配当の「国際政治史」や,3・4年次配当の「日本政治外交史」「アメリカ政治外交史」などの理解を深めることにも繋がるでしょう。
 また,学期のはじめにプレゼンテーションソフト「パワーポイント」の作成の仕方やインターネット掲示板の使い方などコンピュータ・リテラシーの初歩を,また学期の終わりに「ワード」を用いたレポートの書き方を,それぞれ勉強します。
到達目標
1.良い報告(プレゼンテーション)とディスカッションができるようになります。
2.良いレポートを書けるようになります。
3.パソコンを用いた学習に習熟します。
4.国際政治史・日本政治外交史の初歩的な知識を得て,それを表現できるようになります。
授業の方法
 報告者のプレゼンテーションおよび全員のディスカッションで授業を進めていきます。
 演習形式とし,対面で行いますが,新型コロナウイルス感染拡大により遠隔形式に切り替える場合は Zoomで行います。
 受講者は,特定の章を担当し,研究して報告します。報告のため,パワーポイントを作成します。報告者以外の受講者は,あらかじめテキストを読んで質問・感想をインターネット上の掲示板に投稿し,当日はディスカッションに参加します。
 また,「仮想旅行計画」と称し,テキストに関係のある特定の地域への旅行計画をたてて,報告します(毎回2名)。
 学期終了後,各人は,ゼミ内容に即したテーマを選び,レポートを提出します。
授業の計画
1. ゼミの方針・予定・パワーポイントの使い方
2. エクセルの使い方・パワーポイントによる自己紹介(1)
3. パワーポイントによる自己紹介(2)
4. 第二次世界大戦勃発前後のヨーロッパ国際政治(講義)
5. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
プロローグ+第1章「インテリジェンス・オフィサー誕生す」
6. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第2章「満洲国外交部と北満鉄道譲渡交渉」
7. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第3章「ソ連入国拒否という謎」
8. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第4章「バルト海のほとりへ」
9. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第5章「リトアニア諜報網」
10. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第6章「「いのちのヴィザ」の謎に迫る」
11. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第7章「プラハでも発給し続けたヴィザ」
12. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
第8章「凄腕外交官の真骨頂」
13. 『杉原千畝:情報に賭けた外交官』
エピローグ+おわりに
14. 「千畝」(1)
15. 「千畝」(2)
授業時間外の学修(予習・復習等)
 報告者はパワーポイントを作成して報告の準備をします。それ以外の受講者は,あらかじめテキストを熟読し,感想・質問票をインターネット上の掲示板に投稿します。
 想定学修時間:1回の授業につき,予習・復習それぞれ2時間程度。
成績評価の基準と方法
授業への積極性(80%) レポート(20%)
教科書
 著者:白石仁章 書籍名:『杉原千畝:情報に賭けた外交官』 出版社:新潮社 発行年:2015 ISBN:978-4-10-120066-8 価格:¥550
参考文献
 著者:外務省編 書籍名:『日本外交史事典』 出版社:山川出版社 発行年:1992 

 著者:臼井勝美他編 書籍名:『日本近現代人名辞典』 出版社:吉川弘文館 発行年:2001 

 著者:秦郁彦編 書籍名:『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』 出版社:東京大学出版会 発行年:1981 

 著者:秦郁彦編 書籍名:『日本陸海軍総合事典』 出版社:東京大学出版会 発行年:1991 

 いずれも図書館,法学資料室等で利用してください。購入する必要はありません。
履修者への要望
 授業は必ず出席して下さい。とりわけ第一回目は授業全体の運営方針を解説しますので,必ず出席してください。また,報告担当者の無断欠席に対しては特に厳しく対処します。
 図書館,法学資料室,3号館雑誌室などを十分活用して下さい。
教員との連絡・相談方法
 メールアドレス1:tajima[at]seijo.ac.jp
 ※ [at]は@に置き換える。

相談があれば随時メール(ないし Zoom)で応じます。
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